懐かしい蒸気機関車

昭和49年カラーで蘇る室蘭本線本輪西駅周辺

当時使っていたカラーポジフィルムは、コダックのエクタクロームかコダクロームでした。エクタクロームは大変優れたカラーポジフィルムで、解像度も高く、当時の撮影は三脚を使っていたので、カメラぶれなどもほとんどありませんでした。コダクロームは粒子のエッジ効果で、写真がシャープに見え、コントラストもありました。ただ感度は低く今のデジカメでは考えられないような、実効感度50だったので三脚を使う必要がありました。これらのポジフィルムのお陰で当時の色彩を蘇らせる事が出来ました。カラーはその時代の色だけではなく、当時の匂いまで写し込んでいるようです。鉄工所から出る煙の匂いや蒸気機関車からでる石炭と蒸気の匂い、懐かしい昭和40年代の室蘭の町並みが、カラーで蘇りました。

本輪西のタクシー会社の山の上から撮影しました。製鉄所の高炉が4つあります。製材所が下の方に写っていますが、三井木材が輸入した木材を加工していました。その後JRAの場外馬券売り場ウインズが出来て、時代の流れとともにインターネットで馬券を買う時代になり、ウインズは取り壊され現在は栗林商会の資材置き場になっています。

タキ貨物を牽引するD51が下の方に写っています。ウグイス色の中央の工場は新しく出来た線棒工場で、その手前にある海の部分は最近埋め立てられてバイオ燃料を使った発電所が現在建設中です。

室蘭港は当時内防波堤と外防波堤がありましたが、内側のところに白鳥大橋が完成しました。当時の本輪西栗林商会は石油の運搬と木材の運搬を主に行なっていました。

線棒工場の方から見た本輪西です。私がいる場所にバイオ燃料の発電所が建設中です。

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