懐かしい蒸気機関車

昭和49年1月名寄本線上興部

名寄本線は遠軽駅から名寄駅までの全長138.1キロの路線でした。上興部駅と一橋駅の間に天北峠があり1000分の25の勾配が続く北海道の鉄路の峠では有数の難所です。貨物の少ない時は9600型蒸気機関車が単機でこの峠に挑みます。峠の途中で線路に積った雪で動輪が空転して登る事が出来なくなり峠下の駅にバックで戻った事もあったそうです。貨物が多いと9600型蒸気機関車は重連になり峠にアタックします。上興部の駅の構内にはいつも9600型蒸気機関車が補機につく為に待機していました。
上興部駅を発車した貨物列車が天北峠に挑みます。

9600型蒸気機関車一台でも牽引で来そうな貨物ですが、積雪がある為に重連列車になりました。

駅を出たばかりなので線路の傾斜はそれほどでもありませんが、この先に急勾配の登りが待っているので釜の蒸気を目一杯上げています。


降りしきる雪の中上興部駅で補機をする為に9600型蒸気機関車が待機しています。

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