懐かしい蒸気機関車

冬のオホーツク、湧綱線計呂地

湧綱線は中湧別から網走までの89.8キロのオホーツク海を車窓から望みながら走る路線でした。中湧別を出た貨物列車はサロマ湖畔にある計呂地駅を通過して、湧綱線最大の上り勾配に挑みます。この路線の貨物の編成はそれほど長くはないので、粘り強く走る9600にとっては余裕の走りで急勾配を駆け抜けて行きました。湧綱線は1935年の開業から1987年の僅か半世紀あまりで全線廃止となりました。

サロマ湖畔にある計呂地は農業と酪農の町でした。計呂地駅を通過した貨物は勢いを付けながら急勾配に挑みます。
急勾配を駆け上がる為に石炭を釜に入れ始めました。
煙が風に流されて行きます。
撮影当時の記憶で列車ははかなり速い速度で通過して行きました。次の駅は床丹駅で列車は網走駅方向に走っています。






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