懐かしい蒸気機関車

室蘭本線、冬の栗山〜栗丘間、D51の力走

室蘭本線は長万部から岩見沢までの全長211キロの路線で現在でも北海道の鉄路の大動脈として重要な役割を果たしています。平坦な路線ですが栗山駅〜栗丘駅間は丘を越えなければならず,勾配をトンネルで緩和していますが長大な貨物を引くD51にとっては最大の難所です。三笠炭鉱などから産出された石炭を室蘭港に運ぶ為D51は息を切らしながらこの難所を越えて行きます。当時の鉄道ファンにとってはダイヤの本数も多く絶好の撮影ポイントでした。。1990年下りの栗山トンネルが崩落して現在はこの区間は単線になっています。室蘭本線岩見沢〜室蘭間は正に石炭を運ぶ為に開業した路線と言えます。
D51の重連列車です。この登りはそれほどキツくはありませんが,ダイヤが過密のため貨物の編成によってはこの区間だけ重連になる事がありました。貨物は栗丘駅から栗山駅に向っています。当時は複線でトンネルに近づくと上下線が離れて行きます。
同じく栗丘駅から栗山駅に向う普通貨物列車です。この先がトンネルになります。D51は粘り強く貨物を牽引していました。


0 件のコメント

コメントを投稿