懐かしい蒸気機関車

室蘭本線本輪西駅では1960年から石油製品の貨物輸送が始まりピーク時には1日9往復の タキ貨物 が道内各地に運ばれていました。しかし輸送手段が時代とともに変わりコストの安いトラック輸送に切り替わり,最後まで残った札幌貨物ターミナルの輸送も2014年5月29日最終貨物列車の式典があ...
北海道鉄道発祥の地、手宮線と幌内線は幌内鉄道で繋がれともに石炭輸送で活躍して来ました。幌内線は岩見沢駅から幾春別駅までが本線で、途中の三笠駅から支線で幌内までの路線がありました。この支線は僅か2.7キロで、石炭貨物専用の路線でした。1882年幌内炭鉱の石炭を小樽の手宮駅まで初めて...
旭川から塩狩峠を越えてを越えて名寄駅を経て天塩川沿いに音威子府駅があります。かつては天北線の分岐駅として交通の要であった駅です。天北線は音威子府からオホーツク海側の中頓別、浜頓別を経由して南稚内駅で再び宗谷本線に接続した路線でした。天北線は9600型蒸気機関車が貨物列車を牽引し,...
苫小牧機関区でC11を撮影していたら2人の少年に出会いました。その後2人はC11の運転席に入って機関士の方から説明を受けていました。写真撮るよと言ったら2人の少年はカメラの方を見てくれました。小学校4年生くらいでしょうか。私は高校2年生だったのでこの子達から見るとお兄さんですね。...
夕張鉄道は函館本線野幌駅から夕張本町までの全長53,2Kmの私鉄でした。鹿ノ谷には機関庫があり、国鉄からの払い下げになった9600型蒸気機関車が活躍していました。夕張炭鉱と私の住む室蘭とは古くから密接な関係にあり夕張で産出した石炭の積出港として、またその石炭を使ってコークスを作り...
室蘭駅は周囲を山に囲まれているので,俯瞰写真をよく撮りました。この写真はNHK室蘭放送局のある山の上に建つ市営アパートの階段から撮影しました。C57が走っているこの場所は現在広域センターの駐車場になっていて、これほど駅前が変わってしまったところは室蘭以外無いのではないかと思います...
崎守埠頭は元の陣屋駅から本線に接続していた貨物専用の路線で、木材や紙の原料になるチップを運んでいました。現在はこの線路はほとんど使われなくなりましたが、寝台特急北斗星の客車や機関車をこの埠頭に運ぶため、鉄道ファンが多く訪れます。つい最近もつい最近も北斗星を牽引していた機関車8両を...
登別駅の近くの登別漁港の横に山の上から登別の町並みを背景にD51の貨物の発車を撮影しました。駅前の広場の様子は現在とあまり変わっていませんが,ナショナルの大型看板は、この時代どこの町にもあり懐かしく思います。登別駅は現在も当時と駅舎、ホームなど変わっていません。無人化が進む室蘭線...
萩野駅は歴史も古く明治40年知床信号所として開設され、その後昭和に入って萩野駅に改名され、主に大昭和製紙の貨物と一般駅として使われて来ました。2008年には貨物の取り扱いも廃止され現在は無人駅となっています。アイヌ語でこの地をシレトクといい,(山の突き出たところ)という意味で、知...
苫小牧駅を室蘭方向に発車するC57149号機です。苫小牧の駅の写真はあまり残っていません。もっと撮影しておけばよかったのにと思っても後の祭りで,日高腺も足を運ばなかった事に後悔しています。当時の私は貧乏な学生だったので汽車賃が無かったのでしょう。今思い出すとどうやらそれが原因のよ...
三浦綾子さんの小説、塩狩峠でも有名な宗谷本線最大の難所がこの峠です。峠の頂上には塩狩駅があり国道から少し離れたところにあります。三浦綾子さんのこの小説は明治42年4月28日の夜峠を登っていた車両の連結が突然外れて峠を逆走し始めたとき,その車両に乗っていた鉄道員、長野政雄...
室蘭本線虎杖浜駅 は、漁業の加工品などの輸送の為駅が開設されました。虎杖とは植物のイタドリの多い場所と言う意味で浜に近いのでその名がつきました。写真は昭和50年4月20日、小さな町ですが12時頃の時間帯にもかかわらず列車を利用していた人の数が多くいました。この町は温泉旅館が多くあ...
幼い頃の鉄道の記憶はこの年になってもまるでビデオカメラでも見ているように鮮明に覚えているものです。母親と一緒によく乗った列車がトンネルに入ると煙が入って来るので窓を急いで閉めるようによく言われた事や、列車に乗ると散り紙をすだれのように切って細長くして窓から吹き流し、どこまで切れず...
昭和50年8月9日登別駅を発車するD51の写真を撮る為に大勢の本州からの鉄道ファンがカメラを構えています。国鉄最後のSLの運行は北海道だけになってしまい、全国から鉄道ファンが押し寄せました。鉄道ファンは男子が多く女子が写真を撮っているのは稀です。この時のD51の機関士さんも女子が...
東室蘭操作場は東室蘭駅と鷲別駅の間にあり鷲別機関区と隣接していました。現在もコンテナなどの貨物の取り扱いをしています。最近では寝台特急北斗星の車両や廃車になった機関車などこの操作場に一旦運ばれて崎守埠頭で解体もしくは船便で海外に輸出され第二の人生を歩む機関車や車両もあります。崎守...
苫小牧は王子製紙とともに発展した町で札幌にも近く苫小牧の駅から室蘭線、千歳線,日高腺と3つの鉄路の中継地点になっていました。写真のC11は日高腺を走っていた蒸気機関車です。夏場は昼までも海からの霧で視界が悪い為に前照灯を2つに改良しているのが特徴です。国鉄時代が終わりその後長らく...
昭和50年11月4日御崎駅を出発したC57135号機です。後ろに見える建物や家は、現在はほとんど変わってしまいました。室蘭新道の工事中のコンクリートの柱が後ろの方に見えます。この新道も老朽化が進み数年前から大規模な補修工事が行われていました。この40年で室蘭はずいぶん変わってしま...